おじさんの小さな日常 10月分
 

 
   
 


 

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                         夜中   10/31

   
 

ぼくははたいてい早起きです。ぼくはたいてい4時半から5時ごろ起きだします。でね、とんでもなく優しいぼくは、家族の誰とも起きる時間が合わないので、あまり音を立てないように起きだすのです。 えらいのです。

 しかーーーし、家族のみんなは、ぼくが早々と寝ていてしかもそこいらが熟睡時間でもある午前零時から1時ぐらいのあいだに寝るのです。しかもしかも彼女らは 、熟睡のぼくに気遣うことはまったくありません。ドタンバタンと寝るのです。

 繊細なぼくはいつもいつも起きてしまうのだけど、注意したいのだけど、やはり眠たいのでそのままにしてしまうのです。そうこうするうちにあっというまに朝になります。だからぼくは、 夜中のドタバタはいつも夢だと思うようにしています。

 でないと、それでなくともあっという間に朝が来てしまうのが、そんなことで注意をしたりすると、注意が一言で終わってもですよ、それこそ30分やそこらおきていることになると考えるからです。ぼくはいつも考えているのです。思考しているのです。

 だから、それが、いったい何なんだと言われても応えようがありませんけどね。とにかく、いま、なんとも眠たいのです。その理由はですよ、あのね、昨晩の奇妙なできごとのせいなのです。

 えとぼくの話がアッチコッチに飛ぶのは、すべてぼくのせいなのです。アタリマエダロー・・とお怒りのアナタ、できればも少しヒローーーーイ心をお持ちください。あるいはさっさとサイトを閉じてください。尾根下絵師益田(オネゲエシマスダと読む)。

 そうだ!時間があるようでしたら、ぜひ「今週のケンタクン」の写真を見てください。いまさっき更新しましたよ。今週は ね、夜中の友達たちの写真です。彼らは話をします。もちろんぼくの心に向かってです。だから声はでないのですよ。でも聞こえます。キチンとね。

 なんと昨晩は午前3時ごろ目がさめました。なんだか呼ばれているような気がしたのです。まだ明け方ですが階下に下りてみました。あのね、ここだけの話だけどね、なんとぼくは時々呼ばれるのです。 何かにです。特定はできません。

 えっ、だれに呼ばれるのかきちっと教えろって・・・うーんこまったなぁ、あのイロイロな方々にね、とにかくね、呼ばれちゃうのです。ほんとうです。昨晩は友人の友人である 、お人形の犬たちに呼ばれました。

 階下におり居間の扉を開けると、友達が3人でぼくを見上げています。なにか 言いたそうです。耳をすましました。すると、聞こえる聞こえる聞こえるぞーーー。

 そうかそうか、そうだったのか。悪い悪い、ゴメンネ。

 ぼくはアヤマリマシタ。

 ぼくたちの会話は、たぶんぼく以外の人には理解できないでしょう。というより聞こえないはずですからね。もし聞こえたらぼくといっしょで、それはそれで困ったことになるわけで、だから聞こえない方がいいのですね。いっしょじゃあオツムのどこかが偏っていることになっちまうからね。

 キチント謝ったので友達の友達たちは嬉しそうでした。明日からはきっと喜んでくれるはずです。ぼくもなんだかたいへん嬉しくなり、そのまま起きてしまいました。夜中の3時です。 そんなんでね、ちょっと早起き過ぎたのでね、なんとも眠たいのです。

 

           

 

                      思い出のにおい   10/26

   

 雨の日は散歩も気が重たい・・・

 なーーんてなことはぜんぜんなく、今日も元気にチャプチャプランランと出かけました。

 雑木林はとんでもなく水浸しです。飼い犬のケンタクンはあまりぬかるみが好きではなく、もちろんぼくも好きではなく、世間一般の人々も好きではなく・・・と、勝手に決め付けてはいけませんね。

 いえね、なんとですよ、この激しい雨の中、雑木林の向こうから全身を雨合羽、ではなく雨コートで武装した親子(といっても人間と犬)が、ランランルンルンとやってきたのです。敵は重武装なので雨なんかヘイチャラなのです。

 こちとらは100円ショップで買ったビニールのコートで、しかもお行儀の良い我がケンタクンが飛び掛るのであちこち破けています。だから薄汚れて穴だらけのビニール雨合羽姿のぼくと、雨用のコートなどシャラクセェとばかし、一度も身に着けたことのないびしょ濡れ犬の二人は、見る人が見ればそうと う惨めに見えそうです。

 きっと遠くから見て、浮浪者の親子連れ(でも人間と犬です)とでも思ったのでしょうね。

 ぼくらを見つけたルンルンランラン重武装雨合羽親子は、あっという間に雑木林から退散していきました。逃げ足の速い親子です。

 ぼくとケンタクンはそんなことにはめげず、散歩だ散歩だランランランと・・・まぁ、ここいらまでは良かったのだけどね。そこいらから先がいけません。じつは秋の降り続く雨は、ぼくの偏り精神にはあまりよい影響を与えないのです。たいていこんな日のびしょ濡れ散歩は、ぼくをいきなり遠くの世界に連れて行きます。知らず知らずに遠くを見つめています。

 ちょっと重たい話になりそうだな、まぁでもたまにはいいか。秋だからね。あのね、じつはぼくのこの偏り脳みその原因だけど、そこいらのもととなっていることのいくつかは、小さいころの、うーん・・・キチンと憶えていないのだけど、たぶん3歳から4歳ぐらいまでの経験がね、とても重要な役割を担っているのです。

 その経験だけどね、いくつかに分かれていて、でもってそれらのすべてがだれにでもある経験とは言えず、だからめったなことでは人に言えず、いまでも関係方面の方々に迷惑が掛かるやも知れないのでやはり言えず、たぶんこのままぼくがものを言えなくなるまでキチンとしたかたちでお話しすることはないのです。

 だからいつもね、カミさんや子供には半分冗談のような物言いで話をしています。どうしても聞かれたりすると、ある程度は話さなければならないのでね。

 記憶って、それこそとつぜん、思いもかけないなにかの拍子でよみがえりますよね。そんなとき、まぁ、あんましカッコイイことではないのだけど、みっともないのだけど、白状するとやはりそうとうぼくには辛いことで、そんなんでバンビ心臓の奥のほうはキリキリし、人がいなければ涙も出ます。とってもだらしなくね。

 でね、最近気がついたのだけど、ぼくの思い出にはいくつかの香りがくっついているのです。たぶんみなさんもあるのでしょう。その香りの話はまたの機会に。

 

                       

 

                            どんぐりの雨    10/17

               
 

 

 「どんぐりの雨」なんて・・・なにごとかと思いますよね。さてと、これはね、じつはまるっきりいい加減なことを言っているわけではないのです。

 まいどまいど申し上げていますが、我が住まいから歩いて37秒のところにけっこうな雑木林があります。 とにかく初夏が過ぎ盛夏まっさかりのころなどは、なんと雑木林のなかほどまで足を進めると、人口の造作物がまるっきりみえなくなるほどです。広いのです。

 でね、そのぼくの自慢の雑木林はですよ ・・・ぼくのといっても他人の土地ですがね。とにかくその雑木林ですが、なんといま、どんぐり落とし競争を やっているのです。まるで近所のアッチコッチでおこなわれている小中学校の運動会と競っているようです。

 クヌギやナラなどが雑木林の主人公達です。他にもよくわからない雑木が立ち並んで住まっています。その木々たちがね、競って大小さまざまななどんぐりをばら撒いているのです。 ドウダドウダとばかしにどんぐりをおっこどしています。

 えと、なんていうか、ほんとに大げさではないのですよ。雑木林脇の道路を、我が家の賢くて獰猛で涙もろい愛犬と散歩しているとね、まるで、そう夕立の始まりに降る大粒の雨音のような、バラバラバラバラといった大きな音をたてて振ってくるのです。どんぐりがですよ。

 でね、ぼくはなんだか笑っちゃうんです。ハハハとね、特に意味はないのです、ただなんだか嬉しくてね。だってどんぐりの雨なんてそうそう体験できないでしょ。だからハハハなんです。

 どんぐりの種類はいろいろです。ごくごく普通(なにが普通かよくわからないけど)の、いわゆるオーソドックスなかたちのもの、なんだか栗と間違えるようなデブどんぐりも降ってきます。こいつは注意しないと怪我をします。それから鉛筆みたいなとんがりノッポっもね。

 ぼくは雨上がりのぬかるみに、靴底でそいつらを踏みつけ押し付けながら歩きます。いつもより時間を掛けてね。いえね、けっして憎たらしくて押し付け踏みつけしているわけではありません。なんとか連中を土のなかにもぐりこませてやりたいのです。

 まあ、確率は低いだろうけど、そのうちいくつかは芽を出してくれるんじゃあないかと・・・ちょっと期待しているのです。

 風が秋のそれです。 風だけでなく、取り巻くまわりがぜんぶ秋になってきています。夏が暑くてうんと夏らしくあったぶん、秋も強く感じられるのかもしれませんね。やがて木々の葉が落ちます。冬がやってきます。

 

 

                 

 

                              風邪と共に去りぬ    10/07

               
 

 まったくもってだらしなくまたまた風邪をひきました。毎度のことだけど無用心がその原因です。つまりキチンと注意をしてないからなのです。そのようにカミさんと子供と飼い犬に言われました。

 ぼくはただ押し黙ってうつむくのみ、ときおりコホンなどといって同情をかおうとするのだけど・・・そこは魂胆まるみえらしく知らん顔をされます。なんとも悲しい仕打ちです。

 いっそのこと家出をしてしまおうかと思い、飼い犬のケンタクンに「なぁ、一緒に遠くへ行かないかぁ」などと相談をもちかけたのたけど、やはり無視されました。

 空気も風もとても気持ちよく感じることができるこの時期に、風邪は最悪ですよね。それでも昼過ぎには、それこそ雪だるまのようにたくさん着こんで散歩へでかけました。

 住まいから歩いて37秒の雑木林は、風で弱っていて、それでもって「コホン」とほんとうに咳などしているぼくを、けっして無視したりしないのです。偉いのです。えっ、なんで雑木林が無視しているか無視していないかがキミにわかるのかって。

 はい、それはね、それはぼくが人一倍感受性が強いからなのです。ぼくはこう見えても(よそ様からはよく強面の顔だと言われている)心優しく涙もろく精神は少し偏っているけど感情は細やかで人一倍感性豊かなのです。本当です。

 であるので木々の暖かさや優しさや強さを心で受け止めることができます。鳥たちの・・・オット大変なことを思い出した。思い出したので話が突然変わります。あのね、先日のことなんだけどね。なんと住まいのガラス窓に鳥が体当たりしてきたのです。

 最初はね、ぼくはぶつかったのは鳩かと思ったのだけど違いました。なんとソヤツの右手(右足かもしれない)には、すずめがしっかりと捕まれていました。いわゆる猛禽類ってやつですね。ヤツは相当な勢いで窓にぶつかったのに、すぐ脇のフェンスに左手(左足かもしれない)だけでスクッとかっこよく止まり、なんだかよくわからないのだけどぼくを睨んでいました。痛くなかったようです。

 感性豊かで心優しく朝夕のお天道様への参拝も・・・ときどきするぼくは、まともにすずめの顔を見ることができず、何でも良いからぼくを睨んでいないで、早くそこから飛び去ってくれと心で叫びました。

 バンビのようなかわいらしいぼくの心臓には、やはり相当のショックでしたよ。そうか!キットそんなんで風邪を引いたのかもしれないな。心の衝撃はモロ身体に影響するって言うからな。きっとそうに違いない。

 そうか、そうだったのかぁ、さっそく誤解(ぼくがイロイロキチントしていないので風邪をひいたと思っている)をといてもらおうとカミさんと子供と飼い犬に、ことの一部始終を説明したのです。

 しかーし、そこは精神の半分以上が社会の荒波の影響か、あるいは悪い友達の影響かで病んでいるカミさんや、あるいはゲームのやりすぎで脳みそがゲーム脳に犯されている子供や、最近久しぶりに大きなボクサー犬とファイトをして気が荒くなったままの飼い犬には、まともな議論や説明が通じることは無く、やはり鼻で笑われてしまいました。

 そんなこともあってか、ぼくの家族への愛も風邪と共に・・・